<作る人>
大垣礼央…主夫兼大学生
<用意するもの>
お気に入りのホットケーキミックス 卵 牛乳
<作り方>
1.ホットケーキの種を作る。箱に書いてある通りにやれば大丈夫。
2.フライパンに油をひく。
フッ素樹脂加工などの場合でも、必ず油をひくこと。トラ柄の決め手なので。
3.フライパンを熱して、一旦火から下ろし、濡れ布巾の上でジュッとさせる。
4.たねを落としてからフライパンをコンロに戻し、あとはじっくり焼く。
5.できあがり。
家人は甘い物にあまり手をつけないので、好きなだけバターやメープルシロップ
ジャムなどをのせて食べる。
時々むしょうに食べたくなる、甘いお昼ご飯です。
<作る人>
奥寺永久…写真家
<用意するもの>
おいしいコーヒー豆 愛着のあるドリッパー コーヒーフィルター ひとわかしした熱湯
<作り方>
1.沸騰させた水を、ほんの一時休ませる。その間にドリッパーの準備。
2.重要なのは、いかにおいしいコーヒー豆を手に入れるかという一点。
神経質にならず、ドリッパーにフィルターをセットし、コーヒー豆を平らになるように入れる。
3.真ん中に少量の湯を落とし、30くらいのんびりカウント。
4.残りの湯は、ひといきに入れる。この時も真ん中あたりから動かさずに。
5.できあがり。碧にはそのままブラックで出す。
ただし、待ち時間に彼が思いも寄らない不満や不安を抱いていることがあるので、注意。
煙草は別格として、至高の嗜好品はコーヒー。
あくまで手軽に、かといってコーヒーメーカーでは味気ない、そんな奥寺氏であります。
<作る人>
乾雄飛…サラリーマン
<用意するもの>
三日三晩ほどの余暇 根気 デミグラスソースの材料 牛タン(できれば肉屋でまるごと買う)
<作り方>
1.最初の二日間は、すねなど各種牛肉、各種野菜、各種調味料などをひたすら煮込み
ひたすらこす。
2.小麦粉、バターを炒め、出来上がったスープを入れ、ワインを足したりしながら
デミグラスソースを作る。
3.出来上がったデミグラスソースに、表面を焼いた牛タンを入れて、残り一日煮込む。
4.このあたりで、恋人の驚く顔などを想像してにやつくのも一興。
5.いい加減このあたりでいいだろうというところまで煮たら、塩・こしょうなどで味を整える。
牛タンは切り分けて盛りつけたい。
6.完成。冷蔵庫に指輪を隠すのも忘れずに。
煮込み料理は男の料理。
<材料>
ご飯 水 しょうが ねぎ 鶏肉 鶏がらスープの素
<作り方>
1.しょうがは皮をむき、千切りにする。皮はとっておく。
ねぎも白い部分こぐち切りにし、青い部分はとっておく。
鶏肉も、種類や好みによって、皮や脂身は取り除くとさっぱり仕上がる。
2.鍋に、水、しょうがの皮、ねぎの青い部分、鶏肉、鶏がらスープの素を入れて火にかける。
3.あくを取りつつ、ことこと。
4.しょうがの皮、ねぎの青い部分を取り出し、ご飯を入れてさらにことこと。
さらさらお粥なら時間を短め、とろとろお粥なら長めに。
5.しょうがの千切り、ねぎのこぐち切りを入れて、最後にさっと煮て完成。
本編の礼央みたいに、本格的に香辛料を揃えてみるのも乙かも。
本格かはさておき、個人的には、ひとかけの八角がえもいわれぬエスニックな香りを添えてくれるので好きです。
風邪引きには、鶏肉→スープの素だけ、しょうがの千切り→すりおろし、ねぎのこぐち切り→みじん切り、などなど気遣いも吉。